Gitのはじめかた(2) 【TortoiseGitインストール】
はじめかた
- Gitを入手(→前回の記事)
- Gitクライアントを入手
今回は「2. Gitクライアントを入手」を順番に説明していきます。
インストールするのは「TortoiseGit」です。
「何故SauceTreeじゃなくてTortoiseGitなのか?」については後述します。
TortoiseGitの入手
以下から入手できます。
自分の環境に合ったインストーラをダウンロードしてください。
日本語化したい方は、Language Packsも忘れずに。
インストール
基本的に、インストーラの指示通りに進めれば良いです。
以下に手順を列挙します。
- インストーラを実行
- Welcom to the TortoiseGit ~バージョン~ Setup Wizardが開く
- 「Next >」をクリック。
- Informationが開く
- ライセンスを読んで、「Next >」をクリック。
- Choose SSH Clientが開く
- 「Next >」をクリック。
- Choose Setupが開く
- 「Next >」をクリック。
- Deady to Installが開く
- 「Install」をクリック。
- Installing TortoiseGit ~バージョン~が開く
- インストール進捗が表示されるので、完了するのを待つ。
- Completing the TortoiseGit ~バージョン~ Setup Wizardが開く
- 全てのチェックボックスを外す。
- 「Finish」をクリック。
以上で「Gitクライアントを入手」が完了します。
日本語化したい方は、Language Packsのインストールへ進んでください。
Language Packsをインストール
こちらもインストーラの指示通りに進めれば良いです。
以下に手順を列挙します。
- Japanese Languagepack for TortoiseGit セットアップ ウィザードへようこそ が開く
- 「次へ (N)」をクリック。
- Japanese Languagepack for TortoiseGit をインストール中 が開く
- インストール進捗が表示されるので、完了するのを待つ。
- Japanese Languagepack for TortoiseGit セットアップ ウィザードが完了しました が開く
- 「Configure TortoiseGit to use this language」にチェックを入れる。
- 「完了 (F)」をクリック。
TortoiseGitがあれば、コマンドを覚える必要は無い
コマンドを覚える必要は無いは言い過ぎですが、ゼロからGitコマンドを覚えていくより「Gitが出来ること」をTortoiseGitで覚えた後に、それを実行するコマンドを覚えた方が効率が良いと思います。
そして、エディタやIDEにGit連携の機能があっても、できればTortoiseGitと併用する方が好ましいです。 Git連携機能は編集機能との連携に重きを置いている場合が多く、Gitの機能を十分に活かせないケースが発生しやすいです。
その点TortoiseGitは、GitへのWindowsシェルインターフェイスと謳うだけあって、Gitコマンドで出来る事のほぼ全てGUI上から行えるように作られています。
リモートリポジトリを操作する時はサーバ側で直接コマンドを叩く必要があるかもしれませんが、GitLabをサーバに導入するならコマンドを使う機会はほぼ無くなりますね。
何故SauceTreeじゃなくてTortoiseGitなのか?
バージョン管理のプロが作ったクライアント
TortoiseGitという名前から想像がつく方もいると思いますが、TortoiseSVNの系列です。
数々のバージョン管理ソフトウェアを作り、バージョン管理に正通している人たちが作ったクライアントなだけあって、とても使いやすく作られています。
アカウント不要
SauceTreeをインストールするには、Atlassianアカウントが必要になります。
アカウントが必要だと、「プライベート用」「会社用」と分けて管理する必要がある場合は面倒です。
TortoiseGitなら、インストーラを取得して実行するだけで利用可能になります。
Macユーザは…
残念ながら、TortoiseGitはWindows版しかありません。
GitへのWindowsシェルインターフェイスなので仕方がないですね…
Macで使えないからTortoiseGitは流行んないんだ…
MacユーザはSauceTreeを使うしかありません。 私がSauceTreeを使っていたのは大昔のお話ですので、TortoiseGitとどちらが優れているか比較することは難しいです。
再びSauceTreeを使う機会があれば、比較記事を書こうかと思います。
「Gitのはじめかた」~完~
今回の記事で、Git初心者がGitをはじめる為の準備は全て整いました。
『え?GitHubは?リモートは?』と思うかもしれません。
Gitにリモートもローカルも関係ない!!
そう。Gitは分散型バージョン管理システムです。
あくまでもバージョン管理システムです。
自分の作っているコードのバージョンが管理できれば良いのです。
「Gitのはじめかた」で導入した Git+TortoiseGit な環境で、 個人用プログラムのコード、 まだ世に出すには完成度が低すぎるシステム、 考えを書き溜めたメモ、 何でもかんでもバンバンバージョン管理しちゃってください。
そうすることで、 「履歴」を残すメリット、 コミットメッセージの大切さ、 差分の見かたや履歴の整理の仕方、 ブランチが壊れるときと壊れたときの直し方、 その他数々のGitの良さを知ることが出来るでしょう。
今後もGitに関する情報は記事にしていく予定ですので、よければそちらもご覧ください。
今後のGit関連記事(予定)
- 【Git】用語の説明
- ローカルでGitグリグリする
- ローカルにリモートリポジトリを作る
- GitとSubversionの違い
- ブランチモデルについて
- git-svnの使い方(for TortoiseGit)